相続税を負担する人が急増した理由

その年に亡くなった方の内、相続税が課税された方の割合は長い間4%台で推移していました。

それが、2015年に突如、8%に増加しました。

なぜか?

それは、2015年に改正された相続税の基礎控除額の大幅な引き下げが原因です。

どれほど変わったのかと言いますと

改正前(2014年12月31日まで)
『5,000万円 + 法定相続人の数 × 1,000万円』

改正後(2015年1月1日以後)
『3,000万円 + 法定相続人の数 × 600万円』

なんと6割に縮小されたのです。

つまり、相続人が配偶者と子2人(合計3人)の場合の基礎控除の変化は
改正前 
8,000万円

改正後
4,800万円

その差3,200万円にも上ります。

それにより、仮に8000万円の相続財産があった場合、改正前は相続税は0円だったのですが、改正後には175万円の相続税が発生することになります。

相続税を支払う理由の一つに「富の再分配で資産格差をなくす」ことがあげられます。最高税率の6億円以上の税率55%は大変な税金ですが、基礎控除を減らして最低税率1000万以下の税率10%の相続税を支払う裾野を広げることで相続税の税収アップにつなげる施策でしょうか??

しかし何もしなければ、単純計算で100億→45億→24.75億→11.13億→5億と4世代で20分の1です。「富の再分配で資産格差をなくす」目的は果たしていますね。

投稿者: takeshi

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