相続時の分割の知恵~アラブの遺言~

昔アラブの商人が亡くなり、三人の息子たちに父から遺言がのこされました。
その内容は、唯一の財産である、7頭のラクダの処分でした。

『長男に1/2、次男に1/4、三男に1/8をそれぞれ分配せよ。
但しラクダは砂漠では命の次に大事なものだから決して殺してはいけない。』

他に財産はない。
遺言通りに実行しようとすれば、ラクダを殺して皮や肉を分配しなければならない。
三人の兄弟は困り果ててしまった。

そこで村の長老に三人で相談に出かけた。
しばらく考え込んでいた長老は、『隣からラクダを一頭借りてきなさい』と言った。

借りてきたラクダは父が遺したラクダと一緒にされた。

全部で8頭という事になる。

これをまず2分し、4頭を長男が受け取る。

次に8頭の1/4である2頭を次男が、1/8である1頭を三男が受け取る。

これで父の遺産である7頭のラクダがすべて三人の兄弟に分配された。

しかも借りてきた1頭が残っているから、これを隣に返す。

これで父の遺言通りにラクダを殺めることなく遺言通りに分割できました。

相続財産を棄損することなく、遺言通りに分割するにも知恵が必要ですね。

遺言の存在と長老のアドバイスが大変重要です。

しっかり学んで相続人で揉めない知恵を活用していきましょう。

投稿者: takeshi

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